2017年8月11日金曜日

北網圏北見文化センター

北網圏北見文化センターに行ってみました。
美幌に住んで7年以上になるというのに、このセンターの存在すら知らなかった。野付牛公園の中にあります。事業主体は北見市で、管理運営はオホーツク美装興業が行っています。随分立派な建物です。


訪れた目的はプラネタリウム。昔からプラネタリウムは嫌いじゃない。
行ってみると、今日のプラネタリウムは無料! ラッキーと思いきや、どうやら内容がいつもと違う。仙台市天文台が作成した「星とともに」という東日本大震災当日の星空を映しながら被災者たちのメッセージを読むという作品でした。震災当日は町全体が停電となったため星空がとてもきれいに見えたそうです。私はお涙頂戴のストーリーは苦手です。前日の睡眠不足もあり、つい眠ってしまった。鑑賞後に「感想を書いてください」と言われても・・・。

天文学には大変興味があります。大分県にいたころは放送大学の天文学講座をいくつか取ったこともあります。プラネタリウムはいろいろなところで観ましたが、初めてプラネタリウムに入った渋谷の五島プラネタリウムが一番良かった。


プラネタリウムを出て北網圏北見文化センター内の科学館や博物館を回りました。注目したのがクロテンのはく製(下の写真)。ランプの宿「森つべつ」では野生のエゾクロテンを見たこともあります。なぜ、注目したかというと、先日読んだ小説「間宮林蔵」の中で、樺太の原住民が中国の役人に貢物としてこのクロテンの毛皮一枚を献上したと書かれていたからです。当時、大変な思いをして中国大陸に渡り、役人へ渡す貢物がクロテン毛皮たった一枚で良いのかと驚いたからです。当時からテンの毛皮は超高級品だったのでしょう。


明治30年、北見地域に屯田兵を最初に輸送した船「武陽丸」の模型です。愛知から出港して所々に寄港し網走に到着。その後、屯田兵や家族は曳船に乗って網走湖を縦断し女満別で下船。以後は北見まで移動したようです。私は「武陽丸」から「榎本武揚」の「武揚」を連想したのですが関係ないかな?命名者が武揚ファンだったりしなかったかなと思ったのです。「武揚」は「ブヨウ」とも呼ばれていたらしいから。



職場にお盆休みはないけれど、せっかくの連休なので近くのホテルに宿泊。ノーザンアークリゾートホテルです。車だと自宅から20分少々でついてしまうのですが、それでもあえて気分転換のため宿泊します。このホテルは周囲に観光スポットがないためか一般的な宿泊料でも部屋の広さは倍あります。ここの問題は禁煙部屋がないので煙草の匂いが部屋中に充満しています。消臭剤と空気清浄機を持ってきてもらいましたが効果はいまいち。

一方、ここの料理は美味しいです。安いコースだから高級食材はありませんが、それぞれの料理は美味しくてシェフの腕の良さがわかります。下の写真は最初に出されたもの。入れ物が地味で美味しそうに見えませんが、食べるとつい頬が緩みます。


ビールに酔った勢いで山形の地酒「手間暇」の大吟醸を注文。一合2200円!センスのない名前だとは思いますが、めちゃうまかったです。山形のお酒と言えば「十四代」「出羽桜」「東光」と素晴らしいお酒がいっぱいです。今回、初めて「手間暇」のブランドを知りましたが、東北のお酒は美味しいのがいっぱいです。

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