大雪山系の最高峰である旭岳へスキーに行きました。 美幌からは車で3時間半かかります。山麓の東川町はまだ雪も多く車道こそ雪は解けていますが、その他の土地は雪で一面真っ白です。
旭岳温泉まで登ると車道両側には2m前後の雪の壁が続きます。
ロープウェイ山麓駅の食堂で昼食をしました。窓からは綺麗な雪景色がみえます。
ここのスキー場にはリフトがなくてロープウェイだけです。ゲレンデも普通のスキー場とは異なり、山の斜面に5~10mの幅で圧雪したコースがあるだけです。コース外で滑ると雪崩の危険性が高いため禁止されていますが、約9割の人はコース外を滑っています!コース外は非圧雪のパウダースノーを満喫できるので人気があります。スキーやボードの技術レベルは極めて高い人ばかりです。スキーよりボードのほうがかなり多く、若い人もいますが40-50歳台と思われる人が多くいました。春になって既に閉鎖した他のスキー場の指導員の人達もいるようです。下の写真はロープウェイの山頂側の姿見駅(標高1600m)です。気温はマイナス9度で、雪質は最高です。
雲がかかってよく見えませんが姿見駅からみた旭岳の山頂(標高2291m)です。スノーシューで山頂に登っていった人たちもいました。
姿見駅から中級のBコースで下ってきたところです。新雪のところを滑るとスキー板が雪の下に隠れるばかりでなく、雪が深いので靴まで見えなくなってしまいます。突然、見えない溝にはまって転倒すると、雪がふかふか過ぎて起き上がるのも大変です。はずれたスキー板も雪の下に隠れてしまい探すのが大変でした。一方、圧雪したコースは快適に滑れます。でも、なんといっても、このスキー場は山の雪景色が別世界です。スキーをしないで雪景色を眺めるだけでも感動ものです。
コースの後半は林間コースです。特に中級のCコースは傾斜が穏やかでのんびりとした山歩きの気分です。上級のDコースは最高28度の傾斜で坂が急になってきますが、それよりコース幅が5mと狭いのでスピードが出ると緊張します。でもCコースよりDコースの方がずっと楽しかったです。これまでいろんなスキー場へ行きましたが、ここは別格です。
夜は万世閣ホテルディアバレーに宿泊しました。食事はバイキングの安いプランですが、部屋は広くてきれいなのに驚きました。温泉は無色無臭で物足りませんがスキーの宿としては申し分ないでしょう。また来るときは利用したいです。