涛沸湖(とうふつこ)湖畔では馬たちが黙々と草を食べています。ゆったりとした時の流れを感じさせる光景です。
向こうに見えるのが涛沸湖。昔はオホーツク海の一部だったそうです。水深1mくらいの浅い湖ですが、魚やエビ、牡蠣などが豊富なため、冬になると餌の多いこの湖へ多くの渡り鳥がやってきます。そのため、この湖はラムサール条約に登録されています。
涛沸湖の傍にある無人の「原生花園駅」。
花が咲き始めたとの情報で小清水原生花園へやってきたのですが、まだまだ咲いているのは一部だけでした。最近は20℃を超える気温となったり、今日のように5℃くらいになったりで気温の変化が激しいです。今日は特に風が強くせっかく咲いた花たちも寒そうです。
オホーツク海は冬のように波が荒い。
オジロワシがいました。オジロワシは渡り鳥ですが夏の間一部国内に残るワシもいるようです。波しぶきをうけながら魚を採ろうと苦労していました。
涛沸湖畔に出来たばかりの涛沸湖水鳥・湿地センターに寄ってきました。環境省が作ったものです。知床五湖レストハウスとデザインが似ていませんか?
センター内からは涛沸湖の鳥たちを観察できるように望遠鏡が設置されていました。でも、野鳥観察マニアのようなおばちゃんとセンターの職員がずっと使っていて他の来訪者はのぞけない状況でした。職員は一生懸命なのかもしれませんが、まだ始まったばかりのためか対応がまずいと思いました。一方、涛沸湖についてのビデオを上映していましたが、これはとても勉強になりました。画像も綺麗でここを訪れたら是非見ることをお勧めします。この施設が箱物行政と言われないようにするには職員の頑張りが必須でしょう。