野中温泉から先は通行止めのゲートが閉じています。以降はスノーシューを着けて歩きます。下の写真は途中の道路です。人の歩いた跡が残っていますのでその上をたどって歩きます。一見普通の雪道のようですが、パウダースノーなのでスノーシューを着けないで歩くと膝上10cmまで埋まってしまい、数メートル歩くのも大変なのです。キタキツネやエゾシカの足跡がいくつも残っています。行程中は誰にも会うことなく森も静寂そのものです。時折、木から落ちる雪の音と、激しい風の吹く音が響きます。若い時に一人で冬山へ出かけた時のような緊張感を思い出します。
約40分でついにオンネトーへ着きました。湖面は雪が積もって真っ白です。おそるおそる凍った湖面の上も歩いてみましたが、落ちずに済みました。
スノーシューの写真です。「かんじき」の西洋版ですが、体重に合わせてサイズを選びます。「かんじき」は2000円余りで買えますが、スノーシューは輸入品で16000円から36000円と、とても高いのです。ファンスキーの安いセット価格と値段は変わりません。私は18000円くらいのを購入しました。本格的な山登りのためには、機能面から値段の高いのが必要となるようです。ちなみに靴は安い長靴です。
なれない雪中行軍で疲れ切ったあとは、野中温泉別館の温泉へ入りました。やっぱりここは最高です。驚いたことに、別館の隣にあった野中温泉(ユースホステル)の建物は解体されていました!なんでも、風で屋根が飛んでしまい、部屋も濡れたため結局解体となったようです。
外の気温はマイナス7度くらい。でも、寒さをこらえて悠然と露天風呂へ入ります。
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