2011年1月30日日曜日

冬の摩周湖

昼から久しぶりの摩周湖へ向けて出発です。まずは美幌峠から見た冬の屈斜路湖。ほとんど凍結しています。

途中、NAVIに従い近道しようとしたら、途中から除雪されていない道となりUターンです。メインの通りに戻り摩周湖へ行きました。こんな寒い時期、日本人観光客はパラパラですが、中国人が大型観光バス3台で訪れていました。摩周湖はうっすら雲がかかり始め、雪も降ってきました。湖はまだ一部しか凍っていません。

再び屈斜路湖に戻り、いつもの砂湯です。湖は凍っていないところが狭くなり、白鳥も狭い所に集まっています。鳥インフルエンザの時期でもあるので、あまり白鳥には近寄らないでいました。背景の山が藻琴山です。

帰りは藻琴峠を通って帰りました。途中の道は圧雪ですが車は順調に登ってくれます。峠にある展望台から眺めた藻琴山です。非常になだらかな山です。

藻琴山登山口には車が一台駐車していました。そこから山頂へ向かうスノーシューの跡が残っています。誰かが藻琴山へ登っているようです。東の方に目を向けると、遠くに夕焼けで赤く染まった知床の山々が連なっていました。
もっと体力を付けてから、いつかは冬の藻琴山に登ってみたいと思います。

2011年1月29日土曜日

オーロラ号

いよいよ流氷船オーロラ号に乗る日がきました。朝、電話で予約して網走まで行きました。お客は多く、中国人客もいます。13時の便ですが、時間をずらして2隻で出発です。カモメは人を怖がることなくそばまでやってきます。

海は一面真っ白です。砕氷船は結構大きくてほとんど揺れずに氷を割りながら進んでいきます。

遅れて出発した船です。室内は暖かいのですが、折角なのでガラス越しでなく直接に流氷を見たくて船の屋上から見ました。完全防寒していましたが、気温はマイナス8℃で、船上は風も吹くのでシャッターを押す手が冷たくて痛くなってしまいます。でも一番冷たかったのは足でした。当初は屋上にたくさんの客がいましたが、寒さで最後には数人しかいませんでした。

船旅は1時間で終わりです。下船後は、港のレストランで「流氷カレー」を食べました。カレーが青色です!白色のチキンが流氷のように青色のカレーの中に浮いていました。ナンまでついており、予想以上においしかったのですが、青いカレーは少し不気味です。
その後は車で能取岬へ向かいました。海岸には流氷が接岸しています。ここは風が強くて長居はできません。

岬から能取湖の東側の湖畔を通って帰りました。道路も、湖も空も白一色です。下の写真では道路の向こうは湖ですが氷結した湖も雪で白くなっています。完全に凍ってしまったせいか、アザラシはいませんでした。

2011年1月23日日曜日

白藤の滝

足寄峠のオンネトー入り口の少し北に白藤の滝があります。夏はクマが出るので行きづらいのですが、冬はクマも眠っています。夏には足寄峠の国道から森林内に車で入ることができるのですが、冬は雪で閉ざされています。国道の脇にスコップで除雪して車一台を駐車するスペースを作り車を停めました。そこから目的地までわずか600mです。しかし、雪は深くてスノーシューでも結構埋まってしまいます。

途中から空が晴れ、白と緑の森に空の青さが映えます。

最後は急な下り坂で、転倒すると雪が深く立ち上がるのに苦労します。坂を下ると茶色の小川が現れました。

そして茶色の水の滝が見えてきます。温泉水のためか滝は凍っていません。写真では分かりにくいのですが結構大きな滝でなかなかの見ごたえでした。
帰りはオンネトーの野中温泉別館の温泉へ入り、温まって帰りました。

2011年1月22日土曜日

流氷とフレベの滝

オホーツク方面では1月19日から流氷が観察されています。流氷は知床のほうに接岸しているためウトロまでやってきました。下の写真はウトロの街ですが流氷は届いていません。


知床自然センターの後ろから、フレベの滝への散策路があります。下の写真がフレベの滝で、元々ここには川はなくて岩の間から水が出てきて滝となります。かなり凍っていますが、ちょっとだけ水が流れていました。

フレベの滝はすぐに海に注いでいますが、この絶壁の上ではエゾシカがのんびりと雪の下の草を食べていました。
遠くの海には流氷が見えます。
ウトロからすこし斜里町よりに戻ったところでは海岸が一面流氷におおわれていました。見渡す限り流氷で海は真白で流氷は全く動いていませんでした。2月になれば流氷の上を歩くこともできるようです。

2011年1月16日日曜日

阿寒湖のボッケ

昨日は、本当は阿寒湖の「ボッケ」の散策予定だったのですが、ついついワカサギ釣りに時間を費やしてしまいました。そこで今日再び阿寒湖へやってきました。今日こそは「ボッケ」まで歩きます。とは言えそんなに長いコースではありません。下の写真は散策路の入口近くです。散策路は踏み固められていたので長靴のままでも歩けますが、せっかくスノーシューを履いたので、途中から路を外れて林の中を歩きました。すると、スノーシューを履いていても、足はかなり深く埋まってしまいます。これがなかなか楽しい。まるで小学生になったような気分ではしゃいでしまいますね。

ここが「ボッケ」。別府の坊主地獄のようにポコポコと泥湯が沸騰していて雪が解けています。坊主地獄と比較すると迫力に欠けますが・・・。

ボッケの近くは湖に湯が流れ込むため、湖の氷が解けています。だからこの辺りは氷も薄く湖の上を歩くのは禁止されています。立入禁止の看板は夏用でしょうか、中国語と韓国語も書いてあります。

「ボッケ」から少し離れたところから湖におりて対岸まで歩きました。向こうに見えるのは阿寒湖畔温泉街のホテル群です。

湖にはスケート場もあります。さすがに北海道の子供たちは小さい時から上手ですね。屋外だから手摺もない!(当たり前ですね) 私は体重が増えてからは足首への負担が大きくてスケートはしないことにしています。
今日は夜から仕事。急いで美幌へ帰りました。地元の人は凍結した道路でも70-80kmのスピードで走ります。私も慣れてきましたが、自信がついたころに過信して事故を起こすようですので要注意です。数年前にも内地から来たばかりの同業者が網走の天都山の坂で転落死したと聞いていますので油断はできません。

2011年1月15日土曜日

あいすランド阿寒

今日は晴れ。阿寒湖に来ました。雄阿寒岳も綺麗です。車がたくさん駐車していますが、これは皆、凍った湖の上なのです!冬の阿寒湖は全く別世界です。ここに「あいすランド阿寒」があって、ワカサギ釣りや、スノーモービルなどが体験できます。

さっそく、ワカサギ釣りを始めました。一人1500円でテント、釣り竿、餌、てんぷら調理代が含まれています。時間は特に制限はありません。2-3人入れるテントに入ると、氷にはすでに穴が開けてあります。テントの入口を閉めると寒くありません。緑色のテントだったので写真は緑色になっていますが、小さな折りたたみ椅子に座って湖の底まで糸を垂れます。

魚釣りが下手な私でも、それなりに釣れました。釣っているとだんだんそのコツがわかってきます。

最後に湖畔の食堂に持っていくと全部天ぷらにしてくれます。さくさくしていて目茶苦茶美味しいです。

最後にスノーモービルの初体験です。2000円で4kmほど湖の中央を周回するコースを走りました。運転はいたって簡単で快適でした。ただ普通のオートバイに比べてカーブは曲がりにくく、スピードの出し過ぎは危ない。
最後は阿寒湖一番の温泉である、「あかん遊久の里 鶴雅」の日帰り温泉です。露天風呂から凍った阿寒湖を眺めながら冷え切った体を温めて帰りました。

2011年1月10日月曜日

山彦の滝

また丸瀬布のマウレ山荘へ行きました。今日の目的地は山荘近くの「山彦の滝」です。冬は道路が通行止めになるので3kmくらい歩かねばならないと聞いたのですが、たまたま工事が行われていて、工事用のダンプが入るために道路が除雪され、通行止めの標識はあるものの「山彦の滝」の駐車場まで車で行けました。写真は駐車場から滝に向う道です。スノーシューは不要で長靴で行きました。夜にはライトアップされる日もあるため、道に沿ってろうそくのランプが置いてあります。

小川は雪に囲まれて良く見えません。完全には凍っていないようです。踏み固められた路から外れると小川に落ちてしまいそうです。

200m歩いたところに氷瀑が突然現れます。氷瀑を初めて見ましたが、素晴らしいの一言です。

滝の下から見上げたところです。

滝の裏側へも回れます。
今日は安易な雪中歩行であったので、夜アパート近くを45分間歩きました。完全防寒して顔も眼だけ出した姿はまるでコンビニ強盗のようですが、マイナス15℃のため体は冷え睫毛に氷が付いてきます。こんな時間に散歩するバカなひとは他に誰もいませんが・・。

2011年1月9日日曜日

冬の能取湖

能取湖へ行く前に網走湖を通って行きました、凍った網走湖でワカサギ釣りをするためにテントを張っている人がいます。
常呂町のオホーツク海です。波も風も強くて寒い。冬のオホーツク海は荒々しく冷たくて死の海のようです。能取湖の凍った港で釣りをしている人がたくさんいました。氷は薄いので棒で割って、そこへ釣り糸を垂れて釣っていました。マイナス10度くらいで数分間立ってるだけで寒いのに長時間釣りをしているようです。
釣っていた人のバケツにはコマイが。コマイは氷下魚と書きますがまさに氷の下の魚ですね。
この港の先にはまだ凍っていない所があって、その境界域ではアザラシが氷の上に寝っ転がっています!写真の真中はオオワシです。

2011年1月8日土曜日

津別のクロスカントリーコース

「ランプの宿 森つべつ」ホテルの隣にはもともと町営のクロスカントリーコースがあります。でも今は誰も管理していません。ホテルの人に聞くと管理外なので安全は保障できないとのこと。気にせず入ることにしました。ただしスキーではなくてスノーシューで。写真はコースの入り口です。積雪は約1メートル少々です。誰かの足跡が100mほど残っていますが、それ以降は誰も踏み入れていないようでした。

コース脇の森林帯です。

小川は半分凍っています。

雪の上に寝っ転がったのは良いが起き上がろうとして手をついたら、腕がズボッとハマって立てません。

体重の軽い妻は雪にあまり埋まることなく、軽快に歩いていきます。
最後の締めくくりは温泉に入って気持ち良く帰りました。

2011年1月5日水曜日

冬のオンネトー

大分県にいた時より訪れたかったのが冬のオンネトーでした。冬の間は野中温泉から先は通行止めなので、深い雪の中を歩かなければなりません。下の写真は野中温泉へむかう道路です。路面は凍結していますが、除雪してあるので全く問題ありません。

野中温泉から先は通行止めのゲートが閉じています。以降はスノーシューを着けて歩きます。下の写真は途中の道路です。人の歩いた跡が残っていますのでその上をたどって歩きます。一見普通の雪道のようですが、パウダースノーなのでスノーシューを着けないで歩くと膝上10cmまで埋まってしまい、数メートル歩くのも大変なのです。キタキツネやエゾシカの足跡がいくつも残っています。行程中は誰にも会うことなく森も静寂そのものです。時折、木から落ちる雪の音と、激しい風の吹く音が響きます。若い時に一人で冬山へ出かけた時のような緊張感を思い出します。

約40分でついにオンネトーへ着きました。湖面は雪が積もって真っ白です。おそるおそる凍った湖面の上も歩いてみましたが、落ちずに済みました。

スノーシューの写真です。「かんじき」の西洋版ですが、体重に合わせてサイズを選びます。「かんじき」は2000円余りで買えますが、スノーシューは輸入品で16000円から36000円と、とても高いのです。ファンスキーの安いセット価格と値段は変わりません。私は18000円くらいのを購入しました。本格的な山登りのためには、機能面から値段の高いのが必要となるようです。ちなみに靴は安い長靴です。

なれない雪中行軍で疲れ切ったあとは、野中温泉別館の温泉へ入りました。やっぱりここは最高です。驚いたことに、別館の隣にあった野中温泉(ユースホステル)の建物は解体されていました!なんでも、風で屋根が飛んでしまい、部屋も濡れたため結局解体となったようです。
外の気温はマイナス7度くらい。でも、寒さをこらえて悠然と露天風呂へ入ります。

2011年1月4日火曜日

マウレ山荘

友人から勧められた、丸瀬布にあるマウレ山荘へ行きました。丸瀬布の町から山の奥へ通じる道を進んでいきます。この辺りは美幌より雪も多く、小川の景色も美しい。
ホテルロビーの暖炉です。日帰り入浴と昼食を頼みました。レストランのメニューは普通ですが、安くてとても美味しい。長靴をはいた近所のおばあちゃんやおじいちゃんがレストランに来たのにはびっくりしました。このおばあちゃんは長靴を縄で巻いて滑り止めにしていました。こんな簡単な方法で滑り止めができるのだと老人の知恵に感心しました。
ここの温泉はとろとろの最高の湯質でした。露天風呂からは雪景色の山が見えますが、低い山なのでイマイチの眺めであったのが残念でした。

ホテルはまるで欧州のお城のようなデザインです。

ホテルのすぐ近くに公共の温泉もありました。

丸瀬布のJRの駅です。
今回は泊りませんでしたが、良い印象のホテルだったので一度泊ってみたいですね。