6月14日から北海道神宮例祭が始まりました。16日には神様の神輿が渡御で札幌市内を練り歩くようです。一方、お祭りに付き物の屋台は中島公園に集中するそうです。
6月15日、美幌を夕方の6時半に車で出発し、途中休憩しながら札幌へ夜11時に着きました。前にも泊まった「ホテルWBF札幌大通」です。隣接したスポーツジムの大浴場を利用でき、深夜にもかかわらず入浴可能なのは有り難いです。
6月16日、朝食は驚くほど品数が多く、つい食べ過ぎてしまいそう。前回泊まった時は旅行客の少ない時期だったためかこれほど豪華ではなかったと思います。朝食会場の目の前には道路を挟んで札幌グランドホテルがありました。
6月16日は朝から夕方まで仕事でした。ですから、残念ながら神輿渡御は見ていません。代わりに妻が渡御のビデオをiphoneで撮って私に見せてくれました。「わっしょい、わっしょい」と大声を出すのではなく、着飾ってぞろぞろと行列する静かな渡御だったようです。
6月17日、例祭が終わったので人も少ないだろうと、初めて北海道神宮へ参拝しました。北海道神宮は円山公園に隣接しています。市街中心からでも車で行けばそんなに時間はかかりません。
美幌神社をそのままスケールアップしたような建物です。
本殿の中では「雅楽」に合わせて巫女さんたちが舞っていました。
境内は広々としています。
そもそも「北海道神宮」って何でしょう。「神社本庁」の「別表神社」が答え。「神社本庁」とは「庁」の名前はついているけど公的機関ではない。民間の「宗教法人」で、ほとんどの神社を統括する組織らしい。戦後、「伊勢神宮」以外の神社は皆おなじ地位となったのですが、やはり大きな神社は人事の面で異なっており、そのような神社を別表に載せたので、「別表神社」と呼ぶようです。全国に300以上あります。
「北海道神宮」の始まりは北海道開拓の守り神でした。
大国魂神(おおくにたまのかみ)北海道の国土の神様
大那牟遅神(おおなむちのかみ)国土経営・開拓の神様
少彦名神(すくなひこなのかみ)国土経営・医薬・酒造の神様
明治天皇(めいじてんのう) 近代日本の礎を築かれた天皇
開拓三神と言われる上記の上3つ、3柱の神様が祭られています。
そして、昭和39年に神社の建設に大きく貢献した明治天皇が増祀されました。それまで「札幌神社」の名前だったのが、天皇が増祀されたので「神宮」になったのです。
ところで、この神宮、建物がずいぶん新しくて綺麗だと思ったら、昭和49年に放火されて焼け落ち、昭和53年に再建されたそうです。ひどいことをする人間もいるんだね。
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