2018年6月30日土曜日

遠軽町埋蔵文化財センター

旭川紋別自動車道の白滝インターを出ると直ぐのところに新しくて立派な建物があります。それが今日の目的地、遠軽町埋蔵文化財センターです。


この地域には日本で最大規模の黒曜石があり、旧石器時代、この黒曜石からたくさんの石器が造られたのです。白滝といえば、寒い北海道の中でも特に深い山奥の極寒の地なのですが、2万年前から1万2000年前には人々がここで石器を作っていたのです。当時は今以上に寒かったそうです。



黒曜石は黒い天然のガラスのようなもので、当時の人たちは石を上手に割ってナイフや鏃(やじり)を作っていました。その作品を見ていると、1万年以上も前の人々もかなり手先が器用だと驚きます。

これまで旧石器時代の人なんて我々とは関係のない、遠い昔の「人間」だと思っていたけれど、実際は私たちとほとんど変わらないのではないかと思うようになりました。



2018年6月26日火曜日

父の日

自分が子供の時、「父の日」はまだ一般的ではなかったように思う。「母の日」は知っていたが、私の実家では特に祝うこともなかった。それだけじゃない。両親の誕生日を祝うこともなかった。ところが、結婚すると妻は実家で育った習慣を導入したため、「誕生日」だけでなく「父の日」や「母の日」に子どもたちが親に何らかの贈り物をするようになった。なんだか、妙に健全な家庭になったような気がする。今年は、香川県に住む娘からレモン味のスナックと広島産のスパークリングワインが送られてきた。娘の夫の故郷である広島のお菓子とワインだ。なんでも娘はこのスナックに病みつきらしい。本当にすっぱいスナック菓子だ。スパークリングワインは直ぐに飲みきったので、ウイスキーの「余市」を飲みながら食べた。うーん。すっぱいのは良いけれど、お酒のつまみには合わないような気がする。スナックとしてそのまま食べたほうが美味しい。


2018年6月24日日曜日

花フェスタ2018 in 札幌

今週末も再び札幌です。金曜日の18時に美幌を車で出発。
夜の22時半前、札幌のネストホテルへ到着。
この時期の札幌は、ルートインのような安くて良いビジネスホテルは早くから満室となり予約が取れません。空室のあるホテルから一番安くて便利の良い場所のホテルを選びました。ネストホテルは建物が少し古いですが清潔に管理されています。ただ、大浴場がないのが残念です。朝食会場は最上階のレストランです。札幌のビルを見下ろしながらの美味しい朝食でした。

<花フェスタ2018 in 札幌>
今回の目的地は「北海道大学」だったのですが、歩いていく途中の大通公園で「花フェスタ」が始まっていました。

地方の高校生たちも北海道らしい趣向を凝らした花壇を造っていました。



さらに駅に向かって歩いていると赤レンガ館の前の北3条広場で「SAPPOROフラワーカーペット 2018」が開催されていました。これはすべて花びらや茎などを散りばめて作ったカーペットです。


30分歩いてやっと北海道大学に到着。
朝の9時半から午後の3時まで勉強です。長時間の勉強は疲れる。
北海道大学はキャンパスが広くて教育環境としては素晴らしい。
ちなみに私の父は山口県出身なのに北大が母校なのです。
もともと過去の話をしない父で、大学生時代の話なんて一度も聞いたことがなかった。


札幌に来たら訪れたいのが、ビッグカメラと紀伊国屋書店です。ビッグカメラでは何も買わず、紀伊国屋書店では2冊の本を買いました。北海道の歴史の本と、定年後の対策本!

夜はすすきのにある居酒屋「北の海手箱 風(ふう)」へ行きました。
写真は秋刀魚のお腹にご飯を詰めたもの。グラスのお酒は日本酒の「十四代」!!!
もちろん「十四代」でも一番安い「本丸」だけど、それでもグラス一杯1500円。一番高い十四代はグラス一杯が6000円でした。こんなの注文する人がいるんだろうか?
一番安い「本丸」だけど、やはり最高に美味しかったです。
「十四代」は定価ではなかなか手に入らずネットではプレミアがついて販売されています。この「本丸」の定価は知りませんが、ネットでは1.8Lで3万円以上するんです。
このお店には「獺祭」はもちろん、数えきれないほどの地酒が集めてあります。
飲みすぎるととんでもない出費になるので要注意。高いお酒は一杯だけにしとかないとね。


2018年6月17日日曜日

北海道神宮参拝

6月14日から北海道神宮例祭が始まりました。16日には神様の神輿が渡御で札幌市内を練り歩くようです。一方、お祭りに付き物の屋台は中島公園に集中するそうです。

6月15日、美幌を夕方の6時半に車で出発し、途中休憩しながら札幌へ夜11時に着きました。前にも泊まった「ホテルWBF札幌大通」です。隣接したスポーツジムの大浴場を利用でき、深夜にもかかわらず入浴可能なのは有り難いです。

6月16日、朝食は驚くほど品数が多く、つい食べ過ぎてしまいそう。前回泊まった時は旅行客の少ない時期だったためかこれほど豪華ではなかったと思います。朝食会場の目の前には道路を挟んで札幌グランドホテルがありました。


6月16日は朝から夕方まで仕事でした。ですから、残念ながら神輿渡御は見ていません。代わりに妻が渡御のビデオをiphoneで撮って私に見せてくれました。「わっしょい、わっしょい」と大声を出すのではなく、着飾ってぞろぞろと行列する静かな渡御だったようです。

6月17日、例祭が終わったので人も少ないだろうと、初めて北海道神宮へ参拝しました。北海道神宮は円山公園に隣接しています。市街中心からでも車で行けばそんなに時間はかかりません。


美幌神社をそのままスケールアップしたような建物です。


本殿の中では「雅楽」に合わせて巫女さんたちが舞っていました。


境内は広々としています。


そもそも「北海道神宮」って何でしょう。「神社本庁」の「別表神社」が答え。「神社本庁」とは「庁」の名前はついているけど公的機関ではない。民間の「宗教法人」で、ほとんどの神社を統括する組織らしい。戦後、「伊勢神宮」以外の神社は皆おなじ地位となったのですが、やはり大きな神社は人事の面で異なっており、そのような神社を別表に載せたので、「別表神社」と呼ぶようです。全国に300以上あります。

「北海道神宮」の始まりは北海道開拓の守り神でした。

  大国魂神(おおくにたまのかみ)北海道の国土の神様
  大那牟遅神(おおなむちのかみ)国土経営・開拓の神様
  少彦名神(すくなひこなのかみ)国土経営・医薬・酒造の神様
  明治天皇(めいじてんのう)  近代日本の礎を築かれた天皇

開拓三神と言われる上記の上3つ、3柱の神様が祭られています。
そして、昭和39年に神社の建設に大きく貢献した明治天皇が増祀されました。それまで「札幌神社」の名前だったのが、天皇が増祀されたので「神宮」になったのです。

ところで、この神宮、建物がずいぶん新しくて綺麗だと思ったら、昭和49年に放火されて焼け落ち、昭和53年に再建されたそうです。ひどいことをする人間もいるんだね。

2018年6月3日日曜日

釧路へ

トキシラズ(時鮭)のシーズンです。網走辺りでも食べられそうですが、釧路の人気店「鮭番屋」に行ってみました。午後2時にはお店が閉まるので早めに出発です。美幌からは2時間少々で着きます。

まずは阿部商店工場直売店という魚屋に入ると、いろんな魚介類が陳列されています。その中から食べたいものをトレーに入れて、ご飯とみそ汁を注文します。隣にはテント(下の写真)が設置されていて、炭焼き台がたくさん並んでいます。そこで自分たちで焼いても良いのですが、お店のおじさんとおじいさんが焼き加減を調整してくれます。


トキシラズ1切れ650円、ホタテ1個300円。トキシラズは値段が高いなぁと思いましたが、食べてみると、脂がのっているせいかホクホクして最高に美味しいです。やはり、秋鮭とは別物ですね。


釧路に来ても、あまり観光するところもない。まだ、行ったことのない釧路市動物園に行ってみました。

最近はいろんなところでよく見るアルパカ。


初めて見たような気がするヤマアラシ。ヤマアラシというと小説「坊ちゃん」に出てくる数学の先生しか連想しない。このトゲ、驚くほど固く尖っています。ヤマアラシはこのトゲを逆立てて敵に向かって後ろ向きに突進するらしい。


カワウソです。ニホンカワウソは絶滅したとかしないとか。これはカナダカワウソです。


ホッキョクグマ。同じところを行ったり来たりする常同行動をしています。かなりストレスが溜まっているのでしょう。


夜は、瓢(ふくべ)という居酒屋へ。ちょっと高かったけど、ホテルの夕食に比べれば安くて、しかもずっとおいしい。いろんな日本酒も置いてあり、とても雰囲気の良いお店でした。


ヒョウタンのことを「ふくべ」と言うなんて知らなかった。また、行きたいお店です。