日帰りで十勝川温泉に入浴したことはありますが、これまで十勝川温泉の旅館に宿泊したことがありませんでした。そこで、11月25日の昼前、つい思い立って「じゃらん」で十勝川温泉の第一ホテルに一部屋を予約しました。直ぐにバックパックに着替えを入れて出発です。途中の足寄では丸三真鍋という蕎麦屋に入り昼食を食べます。店内は一般食堂っぽいですが、ゴボ天蕎麦は美味しかったです。満腹で眠くなるのをこらえ、高速に乗って池田インターで降りて十勝川温泉までは直ぐです。
第一ホテルのフロントスタッフは忙しそうに働いていました。でも、我々は忘れ去られていたようで「あれ、まだ誰も案内に来ませんでしたか」との返事!チェックインだけでなくチェックアウトの時も問題がありました。ここのスタッフは一生懸命ですが、ちょっと見ただけでも運用システムが良くないと感じてしまいました。十勝川温泉では人気の宿なのに驚きです。
第一ホテルの目の前には十勝川が流れています。このホテルには豊洲亭と豆陽亭の二つがあります。言うまでもなく私たちは安い豆陽亭のほう。部屋に入ると窓からは十勝川にかかる橋が良く見えその向こうに夕日が沈んでいきます。
露天風呂は最近改修されたようで、思いのほか良かったです。十勝川温泉ですからモール泉です。露天風呂の前には幅の広い人工の滝が造られており、その滝の水が流れてできた池が露天風呂の目の前に広がります。下手をすると温泉と間違えて冷たい池に足を入れてしまいそうです。また、温泉の内風呂には2階もありサウナなどがあります。2階の露天からは十勝川が望めます。
さて、今夜の夕食はビュッフェスタイルです。他のホテルに比べて品数は多くないのですが一つひとつの料理はよかったです。
廊下はちょっとしゃれたデザインです。こういう配慮がこのホテルを高級な雰囲気にさせます。
客室の廊下。
翌朝、窓のカーテンを開けると外は真っ白。早速、露天風呂に向かいます。この冬最初の雪見温泉を楽しむことができました。
車に積もった雪をブラシで落とし出発です。陸別までは雪が降り続け道路も真っ白でしたが、美幌に近づくとほとんど雪はなくなりました。下の写真は帰り道の道路わきの樹林帯です。植林なので木が一列に並んでいてちょっと幾何学的な美しさです。
今度は豊洲亭に泊まりたい。第一ホテルは同じ敷地内にさらに高級な「三余庵」という小さなホテルをもっています。このホテルはいつも予約でいっぱい。TVではアベノミクスは失敗で日本の景気は良くならないと報道されていますが、三余庵に泊まる人の多さを知ると景気は満更でもないように思えます。