今年の芥川賞作品『火花』と『スクラップ・アンド・ビルド』を読みました。
どちらも感性の鋭さと表現力の豊かさは、さすが芥川賞と思います。でも、いつも芥川賞作品を読んで疑問に感じるのですが、これって小説として面白いですか。雑誌の『文芸春秋』に2作品とも掲載されていたから安上がりで気になりませんが、それぞれハードカバーの単行本を1000円以上も払って買うほどのものではないと思いました。
先日、吉川英治の『宮本武蔵』を読みました。昔、実家の書棚にもあった小説なのですが、恥ずかしながら学生時代に読んでいませんでした。芥川賞作品とジャンルが異なるとはいえ、こちらの方が圧倒的に面白いです。しかも私の呼んだのはKindleなので本代はタダ同然の安さでした。
今は吉川英治の『三国志』を読み始めました。これも以前、第3巻まで読みました。しかし、読む暇がないほど仕事が忙しくなり、以後、放置していました。この小説は実に面白いです。今度は絶対に最後まで読み通します。
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