6月29日
翌日に登山するため、午後から知床のウトロへ行き「夕日のあたる家」へ泊まりました。部屋からの景色は、良く言えば「夕日」ですが、まだ少し日も高かったので「西日」が強くて窓のカーテンを開けられませんでした。でも、日が沈んだ後はウトロの漁港がシルエットとなり綺麗な夜景でした。
素泊まりなので、近くの「番屋」という居酒屋で夕食代わりに飲みました。観光客相手の店なのか、田舎にしては高い料金の店です。
6月30日
朝4時に出発して羅臼岳登山口に向かいます。こんなに良い天気なのに、山開き前のためか登山客は少なかった。午前4時半ですが、辺りは充分明るく、快適に登り始めます。
まだ、登山には少し早い時期のため、夏道はところどころ小さな雪渓の下に隠れ、道に迷いそうです。雪の下から出ている木の枝をかき分けかき分け進みます。大沢の大雪渓にでたところでアイゼンを装着して登ります。下の写真は大沢雪渓で、上部は斜面が急になっており、羅臼平の入り口まで雪が残っていました。アイゼンはなくても登れるでしょうが、あったほうが登り易いです。
羅臼平からの羅臼岳山頂です。これからがきついのです。
山頂直下は大きな岩がゴツゴツしていて、登るのに一苦労しました。
今回は随分と疲れ果て、途中で何度も休みながらようやく山頂にたどり着きました。山頂から知床半島先端方面を見ると、遠くに先の尖った硫黄岳が見えます。その向こうはオホーツク海です。
反対方向を見ると知西別岳と羅臼湖が見えています。
東南方向の海の上には国後島が見えました。こんなに北方領土が良く見える日はなかなかないですね。
下山にもずいぶん時間が掛ってしまいました。登山口に着いたときはフラフラです。今回は充分飲み水を持って行ったのですが、それ以上に汗をかき、脱水になったのが疲労の原因のようでした。もうちょっと体力をつけてから登るべきでした。
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