2011年6月19日日曜日

西別岳から摩周岳 2

山の中は、あちこちで鶯が鳴いています。全国に分布する鶯ですが、声を聞けども、なかなか見つけることは難しいものです。でも、今日は見つけました。鳴き声を頼りに探したところ、随分近くに寄っても、逃げようとしなかったからです。目の前で、大きな声で「ホーホケキョ、ケキョ、ケキョ」と鳴いてくれました。

西別岳山頂です。最初に登頂した時は、ガスの中で周りは良く見えなかったのですが、この写真は摩周岳から帰る途中に、西別岳に登って撮った写真です。遠くに摩周湖が見えます。中高年の人には、ここまでの登山が人気です。1時間半で登れますし、晴れると素晴らしい景色です。

西別岳から摩周湖に向かいました。途中のルートもガスの中で良く見えませんでしたが、晴れることを期待して前進です。朝早いためか、途中は深い山の中に、自分ひとりなので不安になります。後で聞いた話ですが、先週、この辺りに2頭の熊が出たため、登山していたグループは引き返したようです。今日も、熊こそ見えませんでしたが、突然、強烈な尿の臭いのする所がありました。近くに熊がいる可能性が高く、思わず、熊スプレーを握りしめて、クマよけ鈴を一層大きく鳴らし、辺りを見回しながら通過しました。私が摩周岳にたどりつく頃、天気は晴れてきました。摩周岳は最後の300mがとてつもなく大変な登りです。山頂は私一人でしたので、ゆっくりコンビニ弁当を食べて、お湯を沸かして、ほっとココアを飲んで一息つきました。

山頂は火口の崖の上で、下をのぞくのはちょっと危険です。写真は摩周岳の隣の外輪山です。

摩周岳から見た摩周湖です。摩周湖はどこから見ても美しい湖です。
登りも、下りもほぼ3時間づつの、往復6時間歩きました。あまりに疲れ、脱水気味で気分不良となりました。予定していた温泉は中止し、ぐったりした体に鞭打って、1時間半の運転で自宅へたどり着きました。先ずは少し寝て、浴槽にぬるめのお湯を入れて浸かったら、どうにか落ち着いてきました。若い時とは違うので、あまり無理すると病気になりそうです。今度からはハイキングレベルにしようと思います。

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