GW後半です。5月2日は平日ですが、この日を含めてGWは休むように職場から指示されました。私は年次休暇を最低限の日数も取っていなかったからですが、こんな時に休みをもらえるなんて有難いことです。残念ながら、この時期に北海道で行きたいところがなかったので、故郷の山口へ帰り高齢のお袋が入所している施設に行ってきました。昨年の秋以降、新型コロナで面会できなかったのですが、この施設では先月ぐらいから1日15分間の制限付きで面会できるようになりました。
5月2日、女満別空港から羽田を経由して山口宇部空港へ飛びます。空からは襟裳岬がきれいに見えました。宇部空港では初めてTimesのレンタカーを借りました。初めてマツダの車を運転します。アクセラスポーツ1500ccでした。デザインはマツダらしい個性のあるものですが、走りは他のメーカーの同じ排気量の車と大差ないです。峠を越える時はSPORTSモードにしますが、このモードだとエンジンがかなりうるさかったです。一番、不満だったのはナビです。タッチパネル操作でないため入力に時間がかかりすぎです。しかも、実際の道路と地図表示や案内アナウンスに数秒間の遅れが生じていました。CPUの処理速度が遅いんじゃないでしょうか。
お袋はどうにか私の顔をみて誰だかわかったようです。しかし、難聴がひどくなりほとんど筆談です。でも、90歳代後半にも拘らず会話できるので来てよかった。1日15分間、3日間通いました。この間、タブレットで孫や曾孫に合ってもらいました。今度こそ、これが生きてあえる最後かもしれないと思うと別れはつらいものです。
北海道から夫婦で山口まで帰ると航空運賃も大変です。せっかくここまで来たならと、いつもは湯田温泉へ宿泊しましたが、今回はお目当てのホテルは空いていませんでした。そこで予約が取れたのが萩の「萩城三の丸北門屋敷」です。ちょっと高かったけどしかたありません。この宿に来て初めて知ったのですが、萩城は世界遺産になっているようで、ここは萩城の中にある唯一の宿のようでした。
下の写真はネットからコピーしたもので桜が咲いていますが、GWの時期、萩の桜は散っています。ここが宿の入り口です。三の丸なので大物の家臣いた地域で、ここは吉敷毛利家屋敷跡のようです。
夕食会場から見える日本庭園です。年2回京都から庭師が管理に来ているそうです。
下の写真の左の1階は朝食会場です。平成5年、今上天皇が皇太子の時に結婚後、初めて宿泊されたのがこの宿で、この朝食会場「ウィステリア」はこの時に建てられた場所だったようです。当時は内装工事が終わったばかりで、この時に使用する予定はなかったものの、館内案内時に雅子様が関心を持たれ、この部屋を最初に訪れたのが現在の両陛下ということになったようです。
この宿はスタッフも多く接遇は満点です。料理はもちろん最高の和食なのですが、湯田温泉の「古希庵」の方が美味しいです。もっとも、古希庵の宿泊料はもっと高いですが・・・。ここの一番の問題は、温泉です。ちょっとあまりに普通です。温泉だけはプロの設計士にデザインしてもらった方が良いと思います。私が泊まったのは、この宿のなかでは最も安い部屋でしたが、1泊一人3万台後半でした。でも、庭の美しさとスタッフの対応の良さと料理を総合的に評価すると決して高くないと感じます。山口で生まれ育った自分ですが、学生時代は当然ながらこんな高級旅館に泊まったことはありません。でも、湯田温泉の古希庵もそうですが山口には結構良い宿があるのを知ってうれしく思いました。
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