一度はやってみたかった「犬ぞり」を体験しました。
場所は鹿追町の人里離れた廃墟の牧場。犬が約20匹、写真のような小屋に住んでいました。私たちが車で着くと、犬たちは興奮気味に吠えまくっています。
橇は二人乗りで後ろ側には足元にブレーキがついています。手作りの木製の橇ですが、力を加えると歪んでしまいます。実は、それが大切なようです。スキーと同じように曲がるときには左右に体重移動するので、橇を歪めて橇のエッジを効かせるのです。
最初、橇に乗ってスノーモービルで引っ張ってもらい、曲がる練習をします。スキーと同じ感覚なので意外と簡単です。
次に、小屋から犬を引っ張ってきて、ハーネス(胴輪)を装着させるのを体験します。結構怖そうな犬たちですが、人懐っこくて噛まれることはありませんでした。
橇に繋げる犬の順番が大切なようで、これは犬を知り尽くしているガイドの人がしてくれました。
さあ、いざ出発です。最初は犬たちも元気で、かなりのスピードが出ます。
カーブのところでは曲がる直前まで少しブレーキを効かせますが、減速しすぎるとコーナーの内側により過ぎてブッシュにぶつかるようです。
走行距離は12km。最高に楽しい時間でした。走り終わって、犬たちに「有難う」とスキンシップをとります。
下の写真はシベリアンハスキーの若い犬。今日は出番なかったけど、可愛いので撮りました。犬ぞりというとシベリアンハスキーのイメージがあるのですが、日本に入っているシベリアンハスキーは外見中心で、橇を引くのに適したものはあまりいないようです。
シベリアンハスキーにハウンドやポインターなどを交配させた雑種をアラスカンハスキーと呼ぶそうです。今回、引っ張ってくれたのはこのような犬で、犬ぞりの短距離(スプリント)レースはこの犬種が中心だとか。
へぇ~。楽しそうね。むしろ犬に取ってのが楽しいんだろうね。
返信削除アラスカへ行けばもっとスケールの大きな犬ぞりツアーを体験できそうですね。犬ぞりを何度も体験したいところですが、けっこう料金が高いのでこれが最初で最後かも。
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