2011年5月14日土曜日

和琴半島

屈斜路プリンスホテルの無料入浴券があったので。昼から屈斜路湖の和琴半島へ行きました。屈斜路湖は何度も訪れましたが、この1年間、なぜか和琴半島は行ったことがありませんでした。写真は美幌峠から撮ったもので、湖に突き出ているのが和琴半島です。和琴半島の手前の湖面が直線状に波立って(?)います。何でしょう??

和琴半島の付け根の辺りから見た屈斜路湖です。今日の湖面は穏やかで鏡のようでした。湖底から湧き出る温泉のお湯で、あちこちで湖面が揺らいでいました。

自然探勝路の入り口には温泉があります。簡単な脱衣場も建っていますが、さすがに周囲から丸見えなので、誰も温泉に入っていません。ここも温泉の底から湯が湧き出ていました。近くにある三香温泉とおなじで、湯の華が苔のような緑色です。

自然探勝路を行くと、半島をぐるっと一周回れます。途中、湖の色はオンネトーのようなエメラルドグリーンに変わります。湖底から湧き出たコロイド状の物質に光が当たってこんな色に見えるとか。この辺りの森は奄美大島じゃないかと思えるような巨木から、高さが20cmくらいしかない小さな赤ちゃんのような木まで混在する、全くの原生林です。老いて湖の底に沈んだ木も多く、「神の子池」のような光景も見られました。

半島の先端部位からは硫黄臭の強い蒸気が出ています。硫黄ガスのため、この辺りだけは植物は生えていませんでした。
帰りは、屈斜路プリンスホテルによって温泉に入りました。温泉はあまりにふつうで、ちょっと残念。でも、ここの東館は2000年に増築したようで、ホテルはとても綺麗でした。特に地下にある「自然工房」は工芸品を扱った店ですが、この辺りでは珍しい都会的センスのある素敵なお店でした。

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