2009年11月18日水曜日

リーマン予想

先日、数学の未解決問題である「リーマン予想」についてのNHK番組を見て元気が出ました。素数に関する未解決の問題ですが、3つのことに驚きました。一番目は素数の出現の不規則性に関する数式が量子物理学の原子の質量に関する数式と同じで、素数の研究は量子物理学の解明、すなわちこの宇宙の大原則の解明につながるということです。これはプリンストン大学のコーヒーラウンジで一流の数学者と物理学者が何気なく交わした会話から分かった大発見だそうです。二番目は、インターネットの安全管理をしている会社で極一部の関係者しか入れない奥深い部屋に保管されているコンピューターには150桁にも及ぶ素数が集積されているということです。この素数がインターネットの安全性を確保しており、簡単に素数が分かってしまうとインターネットの安全が崩壊するようです。なんだかインターネット犯罪の映画の題材として使えそうですね。3番目は、高名な天才数学者のことです。70歳を過ぎてもスポーツジムへ通い体力をつけて、「リーマン予想」を解こうとしているのです。有名な数学上の発見は20歳代になされることが多く、まさか70歳代の老人が解けるとは思いませんでしたが。本人はついに解けたと論文を発表したようです。ただし解答が正解か否かは3年の批判に耐える必要があるようです。70歳の老人が、これまで誰にも解けなかった問題にチャレンジする、その姿勢に勇気をもらいました。何でもこの問題が解けたら1億円貰えるようです。それまでこの問題にかかわった数学者は、心を病んだり破滅の人生になってしまったとか。そう言われると、ますますチャレンジしてみたくなりますね。

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