2018年5月26日土曜日

モヨロ貝塚館

モヨロ貝塚館です。モヨロとはアイヌ語で「入り江の場所」という意味。
まさに、ここは網走川がオホーツク海に流れ込む所で、西から東に流れる網走川の北岸に貝塚館は建っています。さすが市立の施設で立派な建物に驚きます。


建物の西には当時の竪穴式住居が復元されています。ここに住んでいたのはオホーツク人と呼ばれる人たちでアイヌ人とは異なります。竪穴式住居はモンゴルのゲルを地中に埋めたような構造で、家の床は地表から1mくらい低くなっています。ゲルと同じように囲炉裏が住居の中央にあり、外に煙突が出ています。真冬にトイレはどこでしていたのでしょうか。やっぱり外でしょうね。


竪穴住居の跡で綺麗な正六角形です。向こうに見える穴はもっと大きく20人くらいが共同生活していたらしい。


貝塚の森に1年位前からサギのコロニーができました。これは貝塚とは関係ない。


貝塚館のなかに貝塚の断層が展示されています。現在、オホーツク海はホタテが有名ですが当時はいなかったようです。主に、牡蠣、シジミなどで、魚の骨やクマの骨も埋まっていました。


貝塚館の駐車場にはテーブルとイスまで準備されています。網走川がきれいで、温かい日にここでのんびりするのも良いでしょう。


来館者が少なかったので、係員の人が館内を全部案内してくれました。詳しい解説があったおかげで期待以上に充実した見学となりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿