昨年は仕事の関係でのんびり登山する心の余裕もなかったのですが、今年は少し時間が持てるようになりました。そこで、今日はいつも夏山の最初に登ると決めている雌阿寒岳に行きました。
のんびり出かけて登山口に入ったのはちょうど午前10時です。雌阿寒岳の山開きはまだですが、たくさんの人が8時代に入山しています。
登山口はアカエゾマツの林で松ぼっくりがたくさん落ちています。
今季初めての登山ですが順調に登ります。4合目手前の沢には雪渓が残っています。
5合目から見るオンネトーです。
今日は「風が強いなあ」と帽子を押さえながら写真を撮っていると、下山してきた夫婦のご主人が一言、「山頂は風がとんでもないですよ」。続けて奥さんが「砂がバチバチ顔に当たるのが問題」と。
9合目から「ゴー」という活火山の火口から蒸気が噴出する大きな音が聞こえます。加えて突然に「ビュー」と突風が襲ってきます。さらに風は強くなり風で身体はよろけてしまいます。砂が本当にバチバチと顔にあたり痛い。吹き飛ばされそうな帽子を手に持っていると、髪の毛は風で篠山紀信のようになり、その髪の毛に飛んできた小さな砂がどんどん入っていきます。
立っているのも大変な山頂で写真を撮ってすぐに下山しました。山頂からの阿寒湖です。
山頂です。左に見えるのは阿寒富士。実はこの写真、風でカメラが大きく震えていたのですが手ぶれ補正でよく取れています。砂が目に入るのでほとんど目をつぶって撮影しています。
少し下って青沼の写真を撮りました。
雌阿寒岳の河口です。
大変な風でしたが、普段、エアロバイクで鍛えていたので心肺機能は全く問題なかった。
一人で登っていた40歳代の女性登山客は、あまりの突風に9合目で退却を決めたと言っていました。確かに体重の軽い女性は本当に吹き飛ばされそうですからね。
下山後は、贅沢にも野中温泉別館に宿泊しました。ここの料理は近くでとれた山菜を使ったヘルシーな料理です。大変おいしくいただきました。言うまでもなくここの温泉はもう最高です。
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