3月30日、道東は晴れていましたが、大雪山系最高峰の旭岳は雲の中です。昼過ぎに旭岳山麓に着くとスキー場は大雪でした。ロープウェイの4時間券を購入しようとしたら、係員に「強風でロープウェイが止まるかも」と言われ、1回毎のチケットを購入しました。1回につき1100円もしますが仕方ありません。
ロープウェイ山頂側の姿見駅へ降りると、雪面も空も真白でホワイトアウトの状態です。ガスもかかっていて視界は10mくらい。雪面の起伏もよく分からないので足の感覚だけで滑り降りていきます。雪はどんどん降っていますがパウダースノーなので雪は最高のコンディション。今日も膝に不安があるので上級コースはやめて中級コースで慎重に滑ります。コースの後半から視界が良くなり下の写真のような森林帯を滑ります。斜面が緩やかすぎる面はありますが、こんなところをのんびり滑ると心が癒されます。
心配していた強風は落ち着き、もう一度ロープウェイで上がりました。ところがスキー板を履こうとしたところ、ビンディングが壊れてしまいました。強引にスキー靴でビンディングを抑え込んだらどうにか滑れそうになったので、慎重に滑って降りることができました。
夜は万世閣ホテルベアモンテ。スキー場から歩いて直ぐのところにあるホテルで料金もリーズナブルです。下の写真は部屋から見た景色。ホテルの駐車場と道路の間には高さ約2mの雪の壁ができています。
3月31日の朝です。部屋から撮った一枚。右端の建物がロープウェイ山麓駅です。
天気が良くなってきました。スキー客はロープウェイでまとめて上がるので、滑り始めは少し混雑します。ボードの人が一番多く、スキーの人はほとんどがファットスキーです。中にはスノースクートの人もいます。コース外を滑るのは禁止されていますが、多くの人はコース外の非圧雪の斜面を滑っていきます。雪崩の危険もあるためビーコンを持っている人もいます。
昨日、壊れたカービングスキーの板は諦めて、今日は今年買ったフリースキーの板で滑ることにしました。板の幅が少し広いので非圧雪には適していますが、このスキー板は新しいせいか随分とエッジが効いてアイスバーンだと膝を痛めてしまう恐れがあります。
さすがに天気が良くなると雪面も良く見えて快適に滑ることができます。コースは昨夜の新雪でスキー板との相性も良さそうです。
下の写真は上級者コースDコースの入り口あたりです。ここから少し急な斜面となります。膝をかばいながら滑りますが、ついついスピードが出てしまいます。
午後は再び雪が降り始め、前が良く見えなくなってきたのでスキーを止めて帰りました。昨年ほどの快晴に恵まれませんでしたが、やはり旭岳は最高のスキー場です。