今週末は仕事で札幌です。またまた、車で長時間ドライブしてやってきました。
仕事はさておいて、下の写真はホテルの窓から撮ったものですが、この石碑をご存知でしたか。
大通公園にあるこの石碑には「聖恩無彊」(せいおんむきょう)と書かれています。これまで文字の意味も分からず深く考えることもなかったのですが、たまたまこのホテルの窓から見えたので調べてみました。
「聖恩無彊」とは「天皇の恩は限りない」という意味のようです。昭和14年に建てられたものですから建立後80年近くになります。昭和11年に北海道で陸軍大演習が行われた際に昭和天皇が訪れたのを記念して建てられたようです。夏の時期には石碑の下のほうにある龍頭と獅子頭から噴水が出ていますが、今日は11月なので出ていませんでした。
「彊」と上には書きましたが、調べてもこの字には「強い」という意味はあるも「限り」の意味がありません。実は「疆」が正解で、この漢字には「さかい」という意味があるようです。後者の文字はパソコンの文字変換でも出てこず、一般的に前者で代用しているのでしょう。どちらも普段使わない文字なので2つが異なる漢字であったことさえ私は知りませんでした。